こんにちは。副業サラリーマンの遠島です。
よく
カメラ転売のノウハウを教えてたら飽和して稼げなくなります。そこでこちらのアフィリエイトのノウハウを・・・
みたいな爆笑ものの記事や、
あとは自分が稼げているから飽和していない!
といった根拠がない記事を散見することがあります。
とりあえず他の副業は稼げないからとディスりつつ、自分のアフィリエイトノウハウを販売したいのだったり、全く根拠がない経験則ばかりで話されても説得力がないと思います。
ちなみに僕はまだ5年前カメラ転売はもちろんやっていません笑
私のメンターから聞いたのと、以下のブログの更新日(2012年8月3日)を参照させていただきました。
カメラ転売はやり方次第でいくらでも稼げる。(既にサイトがなくなっております。)
今回は中古カメラ・レンズの市場規模というポイントで客観的なデータと大企業の戦略を交えながら、自身の経験や実態を見てきた結果として、なぜカメラ転売は飽和しないかをお伝えしようと思います。
カメラ・レンズの中古市場規模
若干古い2012年の推計でありますが、中古カメラ・レンズの市場規模は1.3兆円とのことです。
1.3兆円っていったら・・・
日本国民に1万円の地域振興券(古い?)を配布できたり、
皆さんご存知六本木ヒルズが4棟立てられる金額規模ですね。
ただこの数値はある程度あっていると考えていて、もちろん根拠があります。
ニコン・キヤノン・ソニー・ペンタックスなどの世界主要メーカーのカメラ部門の売り上げは、合計で2兆円(2016年時点)近くあります。(本当か気になる方は各メーカーの決算を参照してください。)
しかし、この全部が全部中古市場に流れてくるとも考えにくいので、前年も同様の数値であれば少なくとも兆を超える供給が毎年あると考えるのが妥当でしょう。5年前のデータなので現在ではもっと増えているかもしれませんね。
もちろんこの市場規模の中に大手の企業がある程度割合占めているとは思いますが、キタムラのカメラ関連の売上が、1360億(新品含むので、実質半分の600~700億くらいだと思います)。シュッピンのマップカメラの売上が50億・・・。そしてヤフオクのカメラ中古市場が2~3億・・・。
1兆まであとどれくらい増やせば飽和になるんでしょうか・・・。
大手企業の戦略
また新宿にあるMAPカメラも中古カメラ・レンズのECが好調で寄り収益を伸ばすために越境ECをし始めるようですね。
2017年3月期 第2四半期決算説明会資料
つまり日本の大手中古カメラショップが、日本国内以外、海外に輸出し始めるということですね。
日本に旅行しにきている外国人が持っているカメラを見ていただければわかると思いますが、ほとんどがNIKONやCANON、SONYといったメーカーではないでしょうか?
さて、全世界的に見てカメラ・レンズのシェアは日本のシェアが9割です。
多くの日本人と同様、海外の人だって安くていいものがほしいという欲求は変わらないですよね。
世界に目を向けると海外72億人・・・とまではもちろん言いません。顧客層の割合を考えると・・その4分の1の18億人が顧客層と仮に考えた場合、兆は超えてくる市場規模になる、つまりそれだけの需要があると推定されます。
また外国において、日本のようにこれからインターネットの環境が整ってくるにつれて、ネットショップ市場が現状以上の市場になると想定されております。
特に東南アジアの人口ピラミッドは、日本の高度経済成長の同様の形になっており、東南アジアにもぽろぽろ売れているので確かに期待できそうな感覚を持っています。(ここは経験値で申し訳ないです。)
キタムラの店舗閉鎖をどう見るか
でもキタムラが店舗閉鎖したから中古カメラはダメになってきてるんだ!という人はいないと思いますが、いるかもしれません。もしいるなら、ちきりんさんの本を読んで自分の頭で考えられるようになりましょう。
ちきりん ダイヤモンド社 2011-10-28
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カメラ販売の「カメラのキタムラ」を展開するキタムラが今月から来月にかけ、18道府県の少なくとも22店舗を一斉閉鎖することが17日分かった。
というニュースがあったのですが、これをどのように見るかと言うのが大事ですね。
その少し前の2016年11月に出している、キタムラの決算資料にこのようにあります。
スマートフォンのカメラ機能の性能アップによりデジカメの需要が低下しました。
高額商品は堅調で、一眼・ミラーレスは、平均販売単価が上がりました。
コンパクトは、熊本地震の影響によりメーカーの生産・出荷の遅れが影響しました。
都心部の店舗を中心としたインバウンド需要が低下しました。(中略)
市場の変化に合わせた店舗の統合・再配置、併設出店を
推進しています。引用:株式会社キタムラ 2017年3月期 第2四半期累計期間 決算説明会
つまりコンパクトデジタルカメラの収益が下がっているけど、高額商品である、一眼カメラ、ミラーレスは堅調。(カメラ転売輸出でコンパクトカメラなんて扱っている人いるのか・・・?)むしろ平均販売単価が上がったとまであります。
また上記の資料を見ていただければ分かる通り、たしかにお店自体を閉鎖しているところもあれば増えているところもあるんですね。無駄なコストを削減して、最適化している最中なんじゃないかなと想定しています。
本当にダメならお店増やさないですしね。
教えられたことを確実に継続して実践できるとは限らない
以下からは、主観と自身の経験論が入ってきますことをご了承ください。
冒頭にも書きましたが、このノウハウを販売することで中古カメラ・レンズのセラーが増えて、人数的に(全く根拠が無いですが)飽和する!
と言っているわけですね。
いきなりですが、あなたは人から教えられたことを正確に実践し、継続してやり続けることができますか?
そんなことできてたらみんながイチローで、みんなが錦織選手で、みんながイケダハヤト氏ですよ。
しかしそんなこといってもそうさせるのがセミナーでありコンサルだろ?とおっしゃるかもしれません。シンプルな話です。人には向き不向きがあるんですよ。野球に集中できる人、テニスに集中できる人、ブログに集中できる人、カメラ転売に集中できる人。人それぞれです。
月収300万とか稼ぎたいなら、イケダハヤト氏のコミュニティに入って、ブログを書きまくればいいんですよ。
だから稼げるノウハウが手に入ったとしてもそれが向いているか不向きなのかは人それぞれの経験や考え方にどうしても依存してしまうのです。いくら教えるほうが優秀だったとしても、その人がこれで稼いでいくのは辛いと思ったらそれまでなんですよ。
つまり100人が100人カメラ転売のノウハウを手に入れても、2:8の法則で、勝手満足する層、実際にやってみたら大変だった層、売り文句と全然違ってやる気が無くなる層。100人中10人が実践し始めれば良い方でしょう。実際にそういう場面も数多く見てきました。
継続できるかは講師の質にも大きな要因がある
講師の教え方が下手で、結局何をやったらよいかわからない講師ももちろんいます。
とりあえずやればいいんだよ!稼げるんだよ!という講師や
仕入れし放題と書きながら実態は全然仕入れができなかったり、
コンサル受けてるけどまったく自由にならないんだけど・・・と講師自体が全く前時代的な非効率な手法でやっているなどそういう場合も出てきます。
アルバイトとはいえ、塾講師で全国屈指の講師だったぼくとしては、本当ありえない・・・これで金を取るのかという講師も普通にいました。そこでせっかく継続した10人の人たちもここで淘汰されていきます。実際継続できているのは100人中5人もいれば良い方でしょう。
端的に言うと、継続できる環境が用意されていないんですね。この状況で競合が増えて行くということがほとんどありえないんですね。
以上がカメラ転売が飽和して稼げないなんてことに対しての中古カメラ・レンズを市場からの見解とぼくが数百万使って、カメラ転売コンサル・セミナーを受講してきた見解から、中古カメラ市場が飽和しない理由です。
ご意見・ご指摘がある方は是非いただけると幸いです。